ナイジェリア北部モスクでの大規模誘拐事案

この記事のURLをコピーする

2026年8月21日、ナイジェリア北部ナイジャー州のモスク等を武装勢力が襲撃し、600名ほどの住民が誘拐されました。大規模な誘拐は金曜礼拝に合わせて行われ、23日に犯行声明とともに誘拐された住民らの映像が公開されています。

 

本件はナイジェリア北部で断続的に発生している身代金目的の誘拐事案の一つとみなされています。武装勢力はイスラム教徒が多数を占める集落を同時に急襲し、特にイスラム教で重要な金曜礼拝のために集まっていた女性、子ども、高齢者を含む多数の住民を拉致したとされています。

23日武装勢力が公開した映像によれば誘拐された多数の人々が地面に座らされ、周囲を武装した男らが取り囲む様子が映っており、背景には子どもの泣き声も確認されています。住民の証言では、映像内に家族や知人が多数含まれているとされ少なくとも13名は特定されている模様です。映像内では、武装勢力の男が現地語で「家族を映像から確認しろ」と呼びかけており、身代金目的の大規模誘拐である可能性が指摘されています。

 

ナイジェリア北西部から北中部にかけては、武装犯罪組織による誘拐事件が近年増加しており、村や学校、道路での襲撃が繰り返されています。ナイジャー州当局は、状況把握と救出作戦の準備を進めていると報じられていますが、現時点で犯行主体や要求内容について公式な発表はありません。治安当局は周辺地域での警戒を強化するとともに、住民に対して不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

海外安全メールマガジン登録