2026年7月21日以降インド首都ニューデリー市内中心部ジャンタルマンタル付近で学生デモが活発化しています。25日頃から治安部隊への投石が行われたことから断続的に催涙弾などが使用sれ手織り、地点限局的に混乱が発生しています。教育大臣の辞任や政治改革を求める動きに有力政治家らが合流する可能性も指摘されており動向には注意が必要です
今回の抗議は、全国規模の試験で繰り返される問題流出や就職できない若年層への侮辱とも捉えらえる発言を行った教育大臣への不信感が背景にあります。デモに参加する若者らは「将来を左右する試験が信頼できないのであれば、何を信じればよいのか」と訴え、教育制度の改革を求めています。また、教育大臣が失業したままの若年層を「ゴキブリ(Cockroach)」と表現したことも相まって一部若者らが当初インターネット上で結成した仮想政党「ゴキブリ人民党=Cockroach Janta Party(CJP)」が急速に支持を広げているという背景があります。
CJPは教育制度の抜本的改革と教育相ダルメーンドラ・プラダーン氏の辞任を要求しており、直近ではデリー中心部の天文台遺跡ジャンタルマンタル付近に集結して抗議活動を行っています。デモ隊を囲むように治安当局がバリケード、警察車両等での包囲を行っており、一般の市民生活に甚大な影響は出ていません。
他方で、直近活動家ソナム・ワンチュク氏が運動への支持を示すため26日間のハンガーストライキを行って以降、デモ隊の活動が活発化しています。さらに、27日(月)には西ベンガル州の有力政治家ママタ・バナジー氏がCJPのデモに参加する可能性が報じられており、学生運動が地域政党や既存政治勢力を巻き込む展開となる可能性も指摘されています。政治家の参加が実現すれば、抗議運動の性質が学生主導からより広範な政治的動きへと変化する可能性があり、不用意なデモ隊集結地点への接近はおススメできません。


