2026年5月1日韓国ソウル市内で開催された人気ゲーム関連イベントにおいて、来場者が短時間に集中し、会場周辺が過密状態となったため安全確保を目的にイベントが中止されました。韓国では2022年大規模な群衆事故が発生した経緯があり、予防的な措置が講じられたものです。
今回の事案はソウル市内聖水洞で予定されていたポケモンゲーム関連イベント「ポケモンメガフェスタ」のスタンプラリー等が直前で中止になったものです。会場周辺の歩道や商業エリアでは早朝から来場者が集まり、一部地域では移動が困難なほどの混雑が発生しました。SNS上では「列が動かない」「周囲の状況が把握できない」といった投稿が相次ぎ、主催者は混雑の分散を呼びかけるとともに、景品の受け取り方法を後日オンラインに切り替える対応を発表しています。
イベント中止が発表になった後、一部参加者らを抑えるため治安当局が出動しましたが、大規模な衝突・混乱は発生していません。
韓国では、人気イベントや季節行事で人が集中する場面が多く、2022年にはソウル市内梨泰院でのハロウィーンイベント会場では群衆が狭い通りに押し寄せたことで多数の死者が発生した事故も発生しています。今回の事案は大規模な被害には至っていませんが、予防的な措置として主催者及び治安当局が介入し事故が未然に防がれたと評価できます。
こうした群衆の形成は、韓国に限らず、欧米を含む先進国でも日常的に発生しうるものであり、混雑が一定の密度を超えると、転倒や圧迫などの二次的な事故につながる可能性があります。実際に日本でも2001年兵庫県明石市の花火大会後に一気に観客が退場しようとしたことがきっかけで11名が死亡、約250名が負傷する事案が発生しています。
大きな群衆が集まる場面で注意すべき点や、危険の兆候については、以下の参考コラムもご参照ください。


