2026年4月下旬、キューバの首都ハバナ市内で、住民が窃盗容疑の若者を取り押さえる事案が発生し、現地では治安悪化と治安当局の対応力低下を示す事例として注目されています。
拡散したSNS動画に基づく現地報道によれば、ハバナ市ラ・セイバ地区で、住民らが繰り返し窃盗を行っていたとされる若者を拘束し、警察に送り届けたとのこと。法的な権限を持たない一般市民らが容疑者を押さえつける様子が撮影され現地SNS上で広く拡散しました。住民側は同人物が地域で複数の窃盗に関与していたと主張しており、警察の対応が遅い、あるいは十分でないとの不満が背景にあるとみられています。
現地メディアは、この事案について「ハバナの各地区で治安が悪化していること、そして住民が治安当局の対応に不信感を抱き、自ら行動に出る傾向が強まっていることを示す象徴的な出来事」と指摘しています。こうした背景には、アメリカによる対キューバ制裁の長期化や、ベネズエラ産原油の供給減少に伴う燃料不足があり、これらが物資不足・停電の頻発・経済活動の停滞を招き、犯罪増加の一因となっているとみられています。
現地滞在中の方は夜間の単独行動を避け、人通りの少ない場所や照明のない通りには近づかないなど、基本的な安全対策を徹底するとともに、停電時には周囲の状況に特に注意を払うようおススメします。


