マレーシア首都空港ターミナル内での銃撃事案

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2024年4月14日未明、マレーシア首都クアラルンプールの国際空港ターミナル内で警備員1名が銃撃を受け負傷しました。銃撃犯は武器を持ってその場から逃走中です。警察は本件を個人的動機の犯行であり、テロではないとしています

 

発砲があったのは14日現地午前1時半頃であり、一般的な旅客が大勢いる時間帯ではありませんでした。流れ弾による巻き添え被害も報告されていません。

警察の初期捜査によれば本件は銃撃犯が空港にいた妻を狙って銃撃した事案でありテロを疑う余地はないとしています。犯人の妻は旅行代理店の関係者であり、聖地メッカへの巡礼に参加していた顧客もしくは友人を空港に迎えに行っていた際、標的とされたとのこと

警備員が介入したことで犯人の妻は無事であり、警備員も病院で治療中です。

 

本件は日本人が標的となったあるいは無差別の銃撃事案ではないことから、日本人が巻き込まれる可能性は比較的低かった事案と言えます。ただし、銃を空港ターミナル内に持ち込めてしまうこと、また日本人も利用するマレーシアの首都国際空港ターミナル内で少なくとも2発発砲が行われたことは記録と記憶に残しておくべき事案と考えます。

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