ネパール北部での洪水・土砂崩れ被害

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2026年8月26日ネパール北部と中国チベット自治区の国境地域で大規模な洪水および土砂崩れが発生し甚大な被害が出ています。少なくとも160を超える遺体が収納されており、観光客を含む数百名が行方不明となっています。国境を越えたインドでも大量の水が順次流入するため避難勧告が発せられています

 

今回の大規模洪水は、国境付近で発生した山肌での雪と岩肌の崩落が河川を一時的にせき止め、その後決壊したことで発生した可能性が高いとされています。崩落は地震計で M5.2相当の揺れとして記録されるほど大規模で、谷を下った大量の水と土砂が一気に下流域を襲いました。監視カメラの映像では数階建ての高さに達する濁流が中国側の国境施設を直撃し、車両や建物を押し流す様子が映っています。

 

ネパール観光庁によれば、行方不明者の中には 403名の観光客(うち341名が外国人)が含まれています。外国人にはインド、オーストラリア、英国、マレーシア、オランダ、ポルトガル、南アフリカ、韓国、米国など多国籍の旅行者が含まれています。複数の集落や市場が「完全に壊滅した」との報告もあり、救助活動は泥流・瓦礫・悪天候により難航しています。現地日本大使館も少なくとも5名の日本人観光客と連絡が取れていない旨公表しています。

 

ネパール政府は、河川沿いの住民に対し 高台への避難を呼びかけており、ネパール軍はヘリコプターによる救助を継続しています。中国側でもチベット自治区の交通当局が「道路は土砂崩れの危険があり通行不能」と警告しています。また、上流域には依然として河川の「残留閉塞」が確認されており、専門家は 第二の洪水が発生する可能性を指摘しています。

 

なお、今回の洪水は国境を越えてインド側にも影響を及ぼしており、ネパール北部から流入する大量の水が順次下流域へ到達する見込みです。インド国内のウッタルプラデシュ州及び・ビハール州政府は、コシ川・ガンダキ川・バグマティ川などネパールから流入する複数の河川で水位の急上昇が予想されるとして、広い範囲に 避難勧告を発出しています。また、今後数日間は住民に最新の水位情報と行政の指示を確認するよう呼びかけています

 

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