ブルキナファソ治安最新情報(2024年3月)/海外安全.jp


0.ブルキナファソにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在ブルキナファソ日本国大使館   :+226-(0)2537-6506

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察 : 17

◎消防・救急 : 18

◎憲兵隊 :16

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

・新型コロナウイルス感染症の関連情報は頻繁に変化しますので最新情報をご自身で確認いただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

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1.総論

日・米・英・豪いずれもブルキナファソには立ち入らないよう呼び掛けています。日本とイギリスの二か国は首都ワガドゥグとそれ以外の地域でリスクレベルが一段階異なりますが、両国とも首都ワガドゥグを含め自国民のブルキナファソへの渡航を控えるよう呼びかけている状況です。

【海外安全.jpのコメント】

2024年時点、当サイトとしてブルキナファソに立ち入ることは推奨しません。

2022年に二度クーデターが発生して以降、現在まで暫定政権による国家運営が継続しており、今なお政治情勢は不安定と言わざるを得ません。また、首都ワガドゥグにおいてもイスラム教過激派等によるテロ事案が断続的に発生しており、業務上真に必要な方で、組織的かつ包括的な安全対策措置を講じられる方以外は滞在をおススメしません。

2.日本政府の危険情報

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全土に対し厳しいリスク評価が設定されていますが、国土の中央部首都ワガドゥグ周辺と地方部でリスクレベルが区分されています。

最も厳しい「レベル4:退避してください。渡航は止めてください」が設定されている地域は以下の通りです。

マリ、ニジェール、ベナン、トーゴ、ガーナ、コートジボワール国境周辺地域及び北部、中東部、東部地方

中北部地方のナメンテンガ県南部、サンマテンガ県南部、バム県南部、北部地方のヤテンガ県南部、ブークル・デュ・ムフン地方のスル県南東部、ナヤラ県南東部、テュイ県

上から二番目となる「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」が設定されている地域は以下の通りです。

首都ワガドゥグを含む上記以外の全土(国土の中央部分)

 

過去2022年に二度の軍事クーデターが発生していることや首都でのテロが頻発していることなどを踏まえ「ブルキナファソへの渡航は、どのような目的であれ止めてください。」との表現が用いられています。

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

全土に「渡航を中止してください: Do not travel」のリスクレベルが設定されています。

テロ、誘拐等が頻発していることを踏まえ、ブルキナファソ全土に対し「渡航を中止してください: Do not travel」が設定されており、現時点では最も厳しいトラベルアドバイスが設定されています。

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

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首都ワガドゥグに対し「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」が、首都ワガドゥグを除く全土が「渡航を推奨しません:Advise against all travel」に設定されています。

誘拐やテロ、そして深刻な政情不安が背景である旨説明されており、原則として英国民はブルキナファソに渡航しないよう呼び掛けられています。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

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全土が「渡航を取りやめてください:Do not travel」の対象となっています。

全土で誘拐やテロが頻発していることを背景として現時点ではオーストラリア人に対しブルキナファソに立ち入らないよう呼び掛けられています。

6.最近の治安ニュース

(リンク挿入予定)

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