フランス首都パリ政治学院での学生デモ

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2024年4月26日フランス首都パリ市内中心部に位置するパリ政治学院で学生らの反イスラエル抗議活動が激化し、一時大学施設の一部を占拠しました。活動参加者数はまだ少ないものの親イスラエルを主張するグループや警察との衝突も発生しています。

 

学生グループは「パレスチナ万歳」と叫ぶなどしながらプラカード等を掲げて大学内の建物一部を占拠し、一画を封鎖しました。数時間後に警察部隊が強制的にグループを解散させるまで、長時間にわたって授業ができない、一般学生が大学施設を利用できないといった事態が続きました。パリ政治学院はマクロン大統領やアタル首相といった現在フランス政治の要職を占める人物も卒業した名門大学の一つです。

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パレスチナの旗や虐殺を止めよという主張のプラカード等を掲げ建物を占拠した学生グループ(France24のウェブサイトよりキャプチャ)

アメリカではイスラエルとパレスチナ武装勢力の衝突に起因するデモ活動が多数の大学で続発しています。全米で1000人近い逮捕者が出る事態となっており、現在欧米諸国では中東情勢をめぐる大学内での意見表明が対立・分断に繋がる傾向がみられます。日本人留学生も友人に親イスラエル・親パレスチナ等を訴える集会・デモに誘われるケースがあると思いますが、安全を最優先とするのであれば

なお、現時点では主要都市の機能がマヒするほどの関連デモ、行進等は行われていません。ただし、中東情勢の今後の進展によっては中東から離れた国でも市中のでも活動が活発化する恐れは否定できません。

 

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