アメリカ複数大学 反イスラエル活動の影響拡大

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2024年4月下旬に入りアメリカの複数の大学でイスラエルによるガザ攻撃に抗議する学生らの活動が活発化しています。与野党の政治幹部らの発言も相まって、現在大学構内を含む抗議会場周辺での衝突等の事態に警戒が高まっています

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24日テキサス州オースティン大学での警察や警備隊による学生デモ隊の拘束現場(ヒューストンクロニクルのウェブサイトよりキャプチャ)

4月中旬、コロンビア大学は同大学における集会等に参加した学生ら100名程度が逮捕され、混乱が発生したとして全授業をリモートに切り替えると発表しました。4月22日にはニューヨーク大学及びイェール大学でパレスチナ支持を訴えていた学生ら合計150名が逮捕されています。4月24日には南部テキサス州のオースティン大学でパレスチナへの連帯を訴える学生らが授業をボイコットするなどに端を発し、大学構内で衝突が発生、30名以上が逮捕されています。

 

こうした動きが活発化するにつれ、共和党の重鎮議員であるマコーネル氏はバイデン大統領に対し大学に秩序回復のため、今すぐ軍の部隊を派遣すべきとする書簡を送った旨報道されています。マコーネル氏は各大学での混乱の原因は交換留学生を含む外国籍学生の扇動があるとも記されている模様です。

 

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