アルゼンチン国内でのハンタウイルス感染拡大

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2026年5月上旬からアルゼンチン国内で、ハンタウイルス感染例が複数報告されており、一部地域では患者数の増加が確認されています。現地保健当局によれば、南米で確認される「アンデス型」と呼ばれるタイプのハンタウイルスが検出されており、重症化した患者が複数発生しています。

 

ハンタウイルスは主に齧歯類(ネズミなど)の排泄物を介して感染するとされ、肺炎や腎臓機能の障害を伴う発熱や出血の症状を呈します。重症型の致死率は3~15%と極端に高いわけではありませんが、適切な医療処置を早期に行わなければ命に関わる病気とされています。

媒介する齧歯類が多く生息する森林地帯や農村部で感染が多く報告されており、一般的には人から人への感染は起こりにくいとされていますが、南米で確認されるアンデス型については、過去に人から人への感染事例が報告されています。現時点で、アルゼンチン国内で人から人への感染が広がっているとの明確な証拠はありません。

アルゼンチンでは、山岳地帯や農村部でのアウトドア活動中に感染リスクが高まるとされており、現地保健当局は、齧歯類が生息する環境での滞在時には、換気の悪い建物への立ち入りを避けることや、食品の管理、屋内外の清掃時の防護などを呼びかけています

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