2020年5月12日、アフガニスタンの首都カブール西部の病院に武装集団が襲撃を実行しました。この攻撃で少なくとも15人が死亡、15人が負傷しています。死亡者の中には新生児2名が含まれていました。治安当局が現場に駆け付け、100名以上を救出、武装勢力を殺害し、事案は解決しています。
現地治安当局によると武装集団は軍服を着た4名であり、銃と爆発物で武装していたとのこと。襲撃された病院の裏側にある外国人医療従事者等が宿泊するゲストハウスが標的だった可能性も指摘されています。(本病院の周産期病棟は「国境なき医師団」によって運営されており、外国人医師らが駐在していました。)
なお、反政府武装勢力タリバンは本病院襲撃への関与を事件直後に否定しています。同日東部ナンガルハール州で行われていた警察関係者の葬儀で発生した爆発(26名死亡)への関与も否定しました。
アフガニスタン首都カブールでは2017年にも陸軍が運営する病院において大規模な襲撃事案が発生し、50名以上が死亡しました。