アフガニスタン首都学校付近での爆発

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2021年5月8日アフガニスタン首都カブール西部、シーア派住民が多い地区にある学校の外で自動車が爆発し少なくとも55人が死亡し、150人以上が負傷しました。

カブールで爆発に巻き込まれ負傷した女性が病院へ搬送される様子(パキスタン英字紙DAWNのウェブサイトよりキャプチャー)

治安当局の関係者の話として爆発の後、複数のロケット弾が学校の近くに着弾し爆発したと伝えるメディアもあります。現時点で犯行声明を発表しているグループはありませんが、長らく反政府武力活動を行ってきたアフガニスタンタリバンは関与を否定しています。

 

過激なスンニ派イスラム教徒グループは、アフガニスタンの少数派シーア派イスラム教徒を標的にしており、アフガニスタン首都カブールでは2020年には同じ地域の病院が武装集団に襲撃され25人が死亡しました。

アフガニスタンでは現地に駐留するアメリカ軍が9月11日までの完全撤退に向け撤収作業を進める中、反政府武装勢力によるテロなどがあとを絶たず、治安のさらなる悪化が懸念されています。

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