アフガニスタン首都ロシア大使館前自爆テロ

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2022年9月5日アフガニスタン首都カブールにあるロシア大使館前で自爆テロがあり、大使館職員2人を含む6人が死亡、11人が負傷しました。ISISにより犯行声明が発表されています。

 

当局によると、ロシア大使館の領事部入り口に集まった人たちに近づく男を治安部隊が発見し、射殺した時に爆発が起きたとのこと。当時、大使館前にはビザの発給を求め多くの人たちがいました。

2日にも同国西部ヘラート州にあるモスクで、タリバンに近い著名な宗教指導者を狙ったとみられる自爆テロが発生しており、少なくとも18人が死亡20人以上が負傷しています。同国ではタリバン勢力が権力を掌握した後もテロが断続的に発生しています。

 

他方で、ロシアがウクライナへの軍事作戦を継続し、さらに日本近海(北方領土含む)で中国やインド等との合同軍事演習を実施している最中のロシア大使館への攻撃です。過去発生した類似の事案としてルーマニアやアイルランドの事例が挙げられます。ISISによるアフガニスタン国内の攻撃は直近タリバン政権、タリバンが支配する同国軍を標的とするものが多く、標的がロシア大使館である点はやや異色と言えます。

 

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