バーレーン治安最新情報(2026年6月)/海外安全.jp


0.バーレーンにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在バーレーン日本国大使館  :+973-(0)1771-6565

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎緊急時(警察・救急・消防) : 999

◎交通警察(交通事故)   :199

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

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1.総論

2026年2月28日に行われたアメリカ軍・イスラエル軍によるイランへの攻撃及びその反撃を受け、各国ともバーレーンを含む湾岸諸国への渡航を控えるよう自国民に呼びかけていました。3月、4月は特にイランによる反撃が同国にも影響を及ぼしており、緊張が高まっていましたが6月17日にイランとアメリカの間で「合意覚書」が締結されたことにより緊張は緩和されています。
6月17日にオーストラリア政府が、18日にイギリス政府がリスクレベルを引き下げました。

 

2026年5月13日付で日本政府は以下の追記を行い真にやむを得ない渡航については各社・組織の判断および安全対策を前提として渡航を妨げない旨明記しており、現時点ではこの条項が有効となっています
(注)ただし、バーレーンの復旧・復興に寄与する企業・団体の取組等、真にやむを得ない事情がある場合には、同国へ渡航・滞在することを妨げません。その場合には、イランから攻撃の警告がある米国関連施設等、危険な施設や地域へ近づくことは避けるとともに、現地の日本国大使館と緊密に連絡を取り、必要かつ十分な安全対策をとってください。

【海外安全.jpのコメント】

2026年6月17日の米・イラン合意を経て、地域情勢は落ち着きを見せています。一時バーレーンにも紛争の影響が及んでいましたが、現状同国へ渡航できない要因は少ないと言えます。他方で、湾岸地域一帯での軍事衝突の可能性がまったくないとは言い切れない点には注意が必要です。現地滞在中の方、渡航予定の方は常時最新の現地情報を確認の上、避難所の場所の確認、警報アプリの導入などを行った上で安全確保を最優先に行動下さい

2.日本政府の危険情報

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2026年2月28日、3月5日と連続して日本政府は危険情報を引き上げバーレーン全土が「レベル3:渡航は止めてください。」に設定されました。

バーレーン国内の治安悪化ではなく、イランを取り巻く湾岸諸国全体の緊張感の高まりを受けたリスクレベル引き上げです。5月13日付で例外条項が設けられてはいますが、バーレーンへの渡航は推奨しないという状況は変わっていません。

 

現時点ではホームページに記載がありませんが過去特に注意を呼びかけられているのは、シーア派住民居住区ではしばしば発生する過激化した若者と治安部隊との衝突や爆弾事件です。以下に列記されたシーア派住民が多い居住区への接近を避けるようアドバイスされていました。

シトラ(Sitra)地区,エクル(akr)地区,ヌウェイドラード(Nuwaidrat)地区,マーミール(Maameer)地区,ナビ・サーレハ(Nabih Saleh)地区,ビラード・アル・カディーム(Bilad al Qadeem)地区,サナビス(Sanabis)地区,デイエ(Ad Daih)地区,ジドハフス(Jidhafs)地区,バニ・ジャムラ(Beni Jamrah)地区,ディラーズ(Diraz)地区,アブ・サイビ(Abu saybi)地区,ムクシャ(Al Muqsha)地区,,カラーナ(Karrhnah)地区,カルババード(Karbabad)地区,ドミスタン(Damistan)地区,カルザカン(Karzakkan)地区,マルキーヤ(Malkiya)地区,デイル(Dair)地区周辺

その他、日本との文化・風習の違いとして、人前でキスをする、身分証明書の不携帯などがバーレーンでは処罰の対象となることが明記されています。

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

2026年3月2日付でリスクレベルが引き上げられ、全土が「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider travel」に設定されました。
全土
バーレーンそのものの治安悪化ではなく中東全域の緊張感の高まりが背景です。
中東の緊張が高まるまではテロへの警戒が必要であるという理由で全土が「十分警戒してください:Exercise increased caution」に設定されていました。新型コロナウイルス感染症パンデミック拡大前と比して一段階高いリスク評価がなされていました。

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

2026年2月28日付でバーレーンに対するリスクレベルが引き上げられていましたが、6月17日、アメリカとイランの合意覚書が締結されたことを受け、18日付でそれまで設定されていたリスクレベルが解除され現在は全土が「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」が適用されています。ただし、地域の緊張に関する注意書きや「もし危機に巻き込まれたら」といったページを必要に応じて参照する呼びかけは継続しています。(地図は更新され次第掲載します)

 

2月28日~6月18日までのリスクレベルの引き上げの背景はあくまでイランを取り巻く地域の緊張が高まったことが背景であり、同国内の治安リスクが上がったわけではありません。

バーレーン国内の犯罪発生率は低いとの記載があります。ただし、頻発する反政府デモやテロの危険性を踏まえ現地治安当局が警戒を高めていることが明記されています。自分の周囲で異変が起こっていないか常に注意するよう呼び掛けられています。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃を発端にした地域一帯での緊張の高まりを踏まえ、2026年2月28日付でバーレーン全土が「渡航を取りやめてください:Do not travel」に設定されていましたが、6月17日付で一段階引き下げられ現時点では「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」が設定されています。

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6.最近の治安ニュース

イエメン武装勢力と米軍の軍事衝突(2025年3月15日)

米英連合軍によるイエメン武装勢力空爆の影響(2024年1月12日)

バーレーンATM爆破未遂事案(2021年2月6日)

バーレーンでの反政府抗議デモ(2020年9月12日~)

2020年1月3日にアメリカ軍はイラン軍幹部をイラク国内バグダッドでのドローン攻撃によって殺害しました。8日にはイラン軍がイラクにあるアメリカ軍拠点二か所に対し弾道ミサイルを撃ち込む報復攻撃を実施しました。中東を中心として情勢は不安定になっており、各国政府も自国民に対し、身の安全を守るため警戒を高めるよう呼びかけています。

 

2019年4月下旬、ブダイヤハイウェイの渋滞を避け、アブ・サイビ地区を車両で通過しようとしたところ、警察部隊を狙った火炎瓶が車両付近で炸裂したという報告が外交団の間でなされました。在バーレーン日本国大使館は改めて過激なデモ活動に注意するよう在留邦人に呼びかけています。

 

先日、とある住民(邦人ではありません)が、ブダイヤハイウェイが混雑していたことから、近道をするためにアブ・サイビ(地図11)地区に車で進入したところ、車の近くで火炎瓶が炸裂しました。投げられた火炎瓶は、同人を狙ったものではなく、近くにいた警察官を狙ったもののようです。同人は直ぐにその場を離れたため、負傷等はしませんでしたが、現在も一部の地域ではそのような過激な活動が継続されております。

皆様におかれましては、次の点にご注意下さい。
●シーア派地区内では、突発的な抗議活動や治安部隊との衝突が発生する可能性がありますので、昼夜を問わず立ち入らないでください。
●幹線道路が渋滞しているからといって安易に路地に入り、シーア派地区に入り込まないようにして下さい。
●グーグルマップは時折、シーア派地区を通るようにナビゲートすることがありますので、予め運転の際にはルートを確認すること、ナビがリルートされた場合はシーア派地区の通行が指定されていないかを確認して下さい。

【地図】
http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/MAP_%20Demonstration%20Notices.pdf

【※以下は、これまでの配信内容と同じですが、改めてご確認下さい。】

1.ご注意
●過去発生した多くの爆発物使用のテロ事件は、警戒中の警察官を狙ったものです。警戒中の警察官及び車両には、近付かないでください。
●シーア派地区(修繕されていない古い建物が多い、落書きが消されていない、黒い旗が掲げられている等の特徴があります。国内各地に点在しておりますが、これらの特徴により見分けることができます)では、参集者と治安部隊との間で度々衝突(石や火炎瓶の投てきに対治安部隊が催涙ガス弾や散弾銃で応戦)があるほか、タイヤ放火やガレキ等の障害物により道路が封鎖され、渋滞が起こり、ときには脱出できない場合があります。

2.その他
○ 事件や不測の事態に巻き込まれることのないように最新の情報入手に努めるとともに、緊急時の連絡手段を確保してください。
○ ショッピングモール、ホテル、観光施設、市場等不特定多数が集まる場所に行く際には、周囲の状況に注意を払い、「爆発音を聞く」「煙を見る」「人が多数集まっている」ほか不審な状況を察知したら、直ちにその場を離れるなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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