2026年10月8日、米国のニューヨークで、移民税関捜査局(ICE)の捜査官が車内の男性を撃って負傷させる事件が発生しました。男性の命に別状はなく、車には5歳の子どもが同乗していたと報じられ、事件後に抗議行動が起きています。現地滞在中の方は、抗議行動の今後の動向にご注意ください。
現地時間8日午後4時ごろ、ブロンクス区マーブルヒル地区でICEの捜査官が発砲しました。国土安全保障省は、犯罪歴のあるドミニカ共和国籍の男の逮捕を目的とした摘発作戦中の出来事だと説明しています。ニューヨーク市長は、捜査官が車を取り囲んで複数回撃ったと述べています。市警は現場に関与しておらず、連邦機関が経緯を調べていますが、双方の説明には食い違いがあり詳細は確認中の状況です。
発砲の直後から市警がバリケードを設けて規制し、少なくとも2人が拘束されたとされています。ニューヨークのマムダニ市長は大統領に市内でのICEの活動停止を求めていますが、実現していません。今年1月にミネアポリスで連邦の移民捜査官らが米国市民2人を射殺して以降、ICEの摘発手法への批判が全米で強まっており、今回の事件はその最中に起きました。今後の捜査の進展次第で、抗議が続く可能性があります。
現地に滞在中・渡航予定の方は、抗議が行われている場所や連邦機関の施設周辺には近づかず、人が集まる場面では速やかにその場を離れることをおすすめします。現地報道や市当局、在ニューヨーク日本国総領事館の発信で最新情報を確認し、SNS上の未確認の映像や情報には注意してください。

