2024年9月23日パプアニューギニア中部エンガ州の3地区で部族間衝突が激化したことを受け、2か月間の非常事態宣言が発令されました。対象地域では夜間外出禁止令、道路封鎖、銃器や酒類の取り締まりが強化されます。
対象地域はエンガ州内のポルゲラ・パイエラ地区、コンピアム・アンブム地区、ワペナマンダ地区の3つです。パプアニューギニア警察大臣は同州内で前例のない暴力の応酬が続いており、この争いを止めるために非常事態宣言を発令する旨発表しています。ポルゲラ鉱山地域一帯で不法入植者が従来から地元に住む住民や地域企業といさかいをおこしており、治安部隊がたびたび介入していました。今般、より強い権限を治安当局に与えることにより、凶悪な犯罪行為の阻止及び部族間衝突の連鎖を食い止める目的があるとしています。
日本人を含む外国人が同地域に立ち入ることは推奨できません。少なくとも非常事態宣言の解除までは対象3地区に立ち入らないよう強く推奨します。