ウガンダ自爆テロ未遂事案

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2021年8月26日ウガンダ北部のパデルで行われていた元最高軍司令官の葬儀中に、政府高官を標的とした自爆テロ未遂が発生しました。

犯人は自爆ベストや爆弾を所持しており、隣国コンゴ民主共和国を拠点とする反政府グループ民主同盟軍(ADF)のメンバーの一員だとされています。本事案を受け、ウガンダのムセベニ大統領はコンゴ民主共和国内にあるADFの拠点を攻撃することも辞さないと発表しています。

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押収された爆発物及び起爆装置とみられる物品(chimpreports.comのウェブサイトよりキャプチャ))

ウガンダでは2010年にワールドカップの観戦者を狙った爆発テロが発生しています。それ以降大規模なテロ事件は発生していませんが、当時犯行声明を出した、ソマリアを拠点とするアル・シャバーブもウガンダでの攻撃を開始すると繰り返し脅迫しています。

本件の犯人は逮捕されましたが、多数の共犯者は逃走中であり、さらなるテロの危険性も排除されません。特に軍人や治安当局等の関係者らが多く集まる場所には注意が必要です。

 

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