2023年10月13日国際的なテロ組織であるアル・カーイダは全世界の米国関係施設等を名指しし、イスラエルを支持しパレスチナ攻撃に関与する政府・機関等へのテロを呼びかけました。具体的にいつ、どこでどんな攻撃をする、といった情報はありませんが、現下の状況下世界各地でテロへの警戒が必要と言えます
2023年10月7日以降、継続しているイスラエル・パレスチナ武装勢力間の武力衝突の影響が世界的に広がっています。当事者であるハマスの幹部が10月13日を「怒りの日」として全世界のイスラム教徒らにパレスチナへの連帯を行動で示すよう呼び掛けていました。同日、2001年のアメリカ同時多発テロに関与した国際テロ組織アル・カイーダも武器の提供等を通じてイスラエルを支持する政府・機関へのテロを呼び掛けています。具体的には世界各地のアメリカ軍基地や空港、大使館等が標的として名指しされています。
これまで中国国内でイスラエル大使館員が刺される、フランス北部の高校でイスラム教過激主義に感化されたとみられる人物が教師を殺害する、といった反イスラエル的なテロ事案が発生しています。イスラエルとパレスチナ間の暴力の応酬は収束のめどが経っておらず、世界各地での類似あるいはより大きなテロが発生する可能性も否定できません。
【参考】フランス北部学校侵入・教師刺殺事案
現状日本人の皆さんがテロのメインターゲットになることは考えにくいため、「テロの巻き添え被害」に遭わないよう注意することが重要です。不特定多数の人が集まっている場所に長く滞在しない、持ち主不明の荷物や異常な行動の人物には近づかない、爆発や銃声を聞いた際には第一に身の安全を確保する、といった基本的な被害防止策を怠らないようにおススメします