レバノンテロ行為計画の摘発事案

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2020年12月3日、レバノンの最高国防評議会にて治安当局関係者は同国政治関係者や宗教施設等を標的としたテロを阻止し、計画に関与していた人間らを逮捕したと発表しました。加えて、今後年末年始の休日シーズン中も「予防的な摘発」を継続することを決定したと報じられています。

 

通常最高国防協議会の内容は非公表ですが、今回は治安当局関係者から一部メディアに情報が公開されているとのこと。レバノン国内では直近経済的苦境の影響もあり、強盗や発砲事案の件数が増加傾向にあります。テロを含むより被害の大きな犯罪行為を防ぎ、また国民に警戒を呼び掛けるため最高国防評議会の議論がメディアに公開された可能性があります。

 

 

在レバノン日本国大使館も関連の注意喚起の中で細かく日常生活上の注意点に言及しています。滞在中の方は以下の項目には特にご注意いただき、また現地の治安関連情報をご自身で確認することをおススメします。(以下在レバノン大使館からの注意喚起項目引用)

 

● 出来るだけショッピングモール等の人込みを避ける。
● 夜間は一人で歩かないようにし、複数人での外出を心掛ける。
● 人目を引くような華美な服装・装飾品を身につけない。
● 昼間でも薄暗い公園や裏通りなど,人通りの少ない場所は避ける。
● タクシーを利用する際は、流しのタクシー等を利用することは控え、ALLO TAXI等の信用できるタクシーを利用する。
● 危険を感じたら、躊躇せず周囲の人に助けを求める。また、万一に備えて、防犯ブザー等大きな音を出すものを身につけ、危険を感じたら直ちに使用する。
● 周囲に不審者,不審車両がいないか常に確認し、下を向いて歩かず、前や後ろ、左右の人の動きに注意を払う。
● 両替所で一度に多額の両替・換金をしない。
● 多額の現金は持ち歩かないようにし、所持金は分散して持つ。むやみに人前で財布を取り出さない。
● バッグ類は、安易に椅子の後ろにかけたりテーブルの下に置いたりせず、常に目に見える場所で確実に管理するよう心がけ、また席を外す際には必ず持ち歩くようにする。
● 路上を歩く際は、バッグなどはたすき掛けで肩に掛け、身体の前で抱えて持つようにする。

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