現実をありのままに見ることは難しい

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そこにあるのに「見えていなかった」という経験は?

代表の尾崎です。

突然ですが皆さんは目の前にあるにも関わらず、存在していることを認識できなかった経験はないでしょうか?

 

例えば

 

すぐそばの机の上にあるスマホが、なぜか書類等と一緒になっており見つけられなかった

目の前に探していた同僚がいるのに、普段と立ち位置が違ったので本人だと気づかなかった

メガネが見当たらず、ずっと探していたのに実は着用していた

 

などなど。

人間って意外と周囲のモノや出来事を見ているようで見えていないんですよね。

 

実は私も先月似たような経験をしました。お恥ずかしながら自転車で大転倒をして右半身中心にあちこちケガを負いました。スマホを操作していたわけでもなく、音楽を聴いていたわけでもありません。普段通り、五感を使って周囲に注意しながら走っていたのです。

 

が、突然どこにいたのかわからなかった子供が道に飛び出し、避けたはずみで、持っていた手提げ袋が前輪に巻き込まれ、気づいたら前のめりに転倒。おかげさまで頭は打ちませんでしたし、車も通っていなかったタイミングでしたので擦り傷、切り傷、打撲程度で済んだのですが、危うく大事故につながるところでした。 この事故以来自転車に乗るときには手提げ袋は避け、リュックもしくは肩掛けカバンを使うようにしています。

 

 

さて、問題は飛び出してきた子供がどこにいたのか、そしてなぜ尾崎が事前に察知できなかったのか、という点です。こういう仕事をしているものですから、普段周囲の状況は常に観察していますし、先を読んで少しでもリスクを被らないように気を付けているのですが、この時は周囲に子供がいるとは全く思っていませんでした。

しかしながら、実際には子供はもともとそこにいたのでしょう。尾崎が見落としていたがゆえに完全に不意打ちをされたので、ぶつからないようにするだけで精一杯、自分の安全を確保できない避け方をしてしまったようです。

 

 

【次ページでは・・・そこにあるのに見えていない、という現象は古くから指摘されています】