2021年、予期できるリスクはある

この記事のURLをコピーする

渡航先のイベントを把握できれば安全対策は一歩前進

では、いつも専門のコンサルタントに1)空間や2)時間の情報を確認しなければならないか、というとそうでもないのです。実際に海外に渡航される皆さん自身でも準備できる出発前の安全対策があります。

 

なぜなら、2)時間の情報については日本にいてもあらかた調べることができるからです。

 

渡航先滞在中に現地の大型連休、祝祭日等がないか?

渡航先滞在中に現地で政治イベント(選挙、首相等の就任式など)がないか?

渡航先滞在中に世界的な宗教行事がないか?

 

少なくとも、出発前にこの三つは調べた上で、海外への出張計画、旅行計画を立てていただくことをお勧めします。こうした情報は安全対策の観点だけでなく、皆さんの旅程をスムーズに進めるためにも必要な情報だと思います。(日本でいえば、お正月に海外の方が出張されても業務上ご案内できるところがほとんどないので、「スケジュールを再検討しましょう」という提案をされるはずですよね)

bright-celebration-evening-799964
新年やその土地の伝統的祝日など、大勢の集まるイベントは各地で開催される

企業の皆さんの場合、通常の海外出張申請/承認手続きは費用とルート、そして業務の目的が問題なければ承認されているのではないでしょうか?しかしながら、何らかのイベントがあるなら、そのリスクに応じた心構え、安全対策ができますよね。出発前の時点で渡航先のイベント等が把握し、承認プロセスに組み込むだけでも、企業・団体としての安全対策は一歩前進です!

 

【次ページでは・・・世界各地の主要イベントをあらかじめ一覧表にした「リスクカレンダー」を提供します】