2020年12月1日ドイツ南西部トリア市内中心部で、4WD車両が歩行者天国となっている商店街を暴走する事案がありました。子供を含む4名が死亡、15名が負傷しています。目撃証言によると轢かれた歩行者が空中に飛ばされたとのことで、かなりのスピードで暴走していた可能性があります。
運転手は地元在住の50代男性であり、その場で逮捕されました。報道によれば逮捕時、かなりの量のアルコールが検出されたとのこと。当局による初期捜査によれば、本事件は政治的、宗教的兆候はなく、犯人は精神病を患っていた可能性があると発表されています。
ヨーロッパではフランスのニース花火大会やドイツベルリンクリスマスマーケット、スペインバルセロナ市内など車両を用いて歩行者を多数轢こうとするテロがたびたび発生しています。クリスマス前後から年末年始にかけてのテロや一般犯罪リスクは他の時期と比べて高い傾向にありますので十分ご注意下さい。