2024年2月24日ブラジル北西部の中心都市マナウス市内で、薬物組織の影響が強い地域に迷い込んでしまった一般人らが銃撃を受け1名が死亡する事案が発生しました。地図アプリ等では治安の良しあしが考慮されず、気づいた時には犯罪組織の支配地域にいたというケースがあるため注意が必要です
現地報道によれば、マナウス市北東部の「レッドエリア」と呼ばれる薬物組織構成員が多く暮らす地域に一般人が車両で迷い込んでしまったことが発端とされています。複雑な住宅街で行き止まりで立ち往生していたところ銃を持った三人組が車に近づき、被害者らグループに向け発砲しました。銃撃を受けた一般人のうち数人は走って逃げることに成功しましたが、一名が死亡したとのこと。
日本人に限らず、現地に不慣れな外国人や他都市のブラジル人もスマートフォンの地図アプリ/カーナビ等に従って運転している内に、知らず知らず治安の悪い場所、犯罪組織の支配地域などに舞い込んでしまい、銃撃等の被害に遭う事例が繰り返されています。う回路として提示される大通りから離れたエリアでは、周辺と治安状況が違う可能性がある点ご注意下さい。