イスラエル国道一号線での銃乱射事案

この記事のURLをコピーする

2024年2月22日イスラエルとパレスチナ西岸地区の境界検問所付近、国道一号線上で渋滞で停車中の車列に対する銃乱射事案が発生しました。少なくとも1名が死亡、8名が負傷しています。犯行グループはパレスチナ人3名であり、治安要員が現場で3名とも射殺しています。

 

パレスチナ領内ガザ地区でのイスラエル軍による軍事作戦は日本国内でも広く報じられています。同時に日本語ではあまり報じられていないものの、イスラエル領内での銃撃や襲撃の試みも断続的に発生しています。イスラエル側は本件を「テロ」と表現しますが、実態としてはパレスチナ人等によるレジスタンス活動であり、軍事衝突の一部とも捉えられなくはありません。イスラエルによるガザ地区への軍事攻撃が継続中はイスラエル領内やヨルダン川西岸地区でも暴力事案が発生しやすい状態である点には十分ご注意下さい。

 

現時点で人道支援や何らかの政府関係用務を帯びている方、ジャーナリズム上の特殊な理由がある方で組織的な安全対策を講じることができる方以外はイスラエル及びパレスチナへ新たに渡航することは推奨できません

海外安全メールマガジン登録