2026年8月29日、アメリカのグランドキャニオン国立公園で鉄砲水が発生しました。少なくとも15人が行方不明または安否不明となっており、1人の死亡が確認されています。現地では今後も大雨が予想されるため、付近には立ち入らないことをおススメします。
洪水は29日午後2時30分ごろ、ブライトエンジェル渓谷周辺で発生しました。短時間に激しい雷雨が降り、以前の山火事跡地に雨水が集中したことで土砂と瓦礫を伴う濁流が渓谷内を襲いました。水位はわずか10分間で1.5メートル以上上昇したとされています。国立公園局はアリゾナ州公安局と連携し、避難および安否確認作業を続けています。当初は行方不明者数を20人以上としていましたが、これは暫定的な推計であったとして、その後15人前後に修正されました。
現地報道によればブライトエンジェル・クリークにかかる橋のほぼすべてが流され、徒歩での渓谷横断ができなくなっています。園内の水道パイプラインも損傷し、節水対策が取られています。日曜朝までに62人がヘリコプターで救助され、サウスリムのマスウィック・ロッジに搬送されました。赤十字が支援にあたっています。国立公園局は、29日にブライトエンジェル渓谷やファントムランチ周辺にいたハイカーやキャンプ客の情報提供を呼びかけています。
現地では31日まで鉄砲水注意報が継続しており、モンスーンシーズンのため今後も大雨が予想されます。渓谷内部への立ち入りは当面控え、公園の公式発表や気象情報をこまめに確認した上で、安全を最優先に行動することをおススメします。


