2026年9月7日、ガンビアの首都バンジュールおよび周辺地域で停電に対する抗議活動が発生しました。抗議は翌8日にかけて拡大し、一部で暴力的な衝突が確認されています。現地では深刻な電力不足が続いており、住民の不満が高まっています。

セネガルに囲まれたガンビアの首都での抗議は7日夜から始まり、参加者はタイヤを燃やして道路を封鎖し、政府に対し停電の即時解消と大統領の辞任を要求しました。停電は地域によっては 48時間以上連続 するケースもあり、気温が高い時期と重なったことで生活への影響が深刻化しています。
抗議開始から2日目となる8日にはバンジュール市内のほか、ブスビなど複数の都市で群衆が集まり、国家水・電力公社(NAWEC)本部周辺や大統領邸付近でも抗議が確認されました。治安当局は催涙ガスを使用して群衆を排除し、道路封鎖を解除しました。政府は発電機の追加配備などを打ち出した他、太陽光発電所計画なども発表していますが、同国が電力不足となった要因は気候変動による高温やイラン問題に伴う湾岸地域混乱と燃料費高騰といった同国外の事情も関連しているため容易に解消できるものではありません。
加えてガンビアでは12月に大統領選挙が予定されており今後選挙が近づくにつれ電力不足が政治問題化する可能性も否定はできません。ガンビアに滞在している方は、当面の間群衆が集結している地点やデモ・抗議活動が予告されている場所には近づかず、道路封鎖や治安当局の規制により交通が混乱する可能性を想定した行動を推奨します。

