2026年5月27日エチオピアのアディスアベバ市内で、邦人が窃盗(いわゆる洗剤かけスリ)の被害に遭う事案が発生しました。市内中心部であるピアッサ地区において、歩行中に複数名の子どもや成人男性に接近され、注意をそらされた隙に携帯電話を盗まれたものです。
在エチオピア日本国大使館に被害者が通報した状況としては現地午後2時頃宿泊先のホテルからテウォドロス広場方面へ徒歩で移動中、物乞いの子ども5名に囲まれながら歩行していました。その際、付近に停車していた車両内から洗剤のような液体をかけられ、車から降りてきた男性らが謝罪を装いながら水を手渡し、衣服を洗わせるなどして注意を引きつけました。
男性らが車で立ち去った後、被害者はズボンのポケットに入れていた携帯電話が盗まれていることに気づいたとのことです。その後、予備の携帯電話で位置情報を確認し、現地治安当局と合流して端末を取り戻しました。犯行に関与したとみられる10〜40代のエチオピア人風男性2名はその場で拘束されています。日本人には怪我はありませんでした。
アディスアベバ市内では、昼夜を問わず歩行中のスリ・ひったくり・強盗が多発しており、外国人も常に標的となり得ます。特に早朝・夜間の徒歩移動は避け、移動時は「常に狙われている」という意識を持つことが重要です。犯行手口としては、腕を掴む、水や唾、ケチャップ等の異物をかける、物売りを装って接近するなど、注意をそらして貴重品を盗むケースが多く確認されています。
携帯電話や財布などの貴重品は外から見えないように収納し、気づかないうちに盗まれないような工夫が必要です。また、周囲に不審な人物を認めた場合は速やかにその場を離れ、近くの警察官や周囲の人に助けを求めてください。万一、相手が刃物や銃器を所持している場合は、生命の安全を最優先とし、決して抵抗しないようにしてください。


