2026年5月31日ナイジェリア北西部カドゥナ州において、州警察は複数の地域で発生した家畜盗難および誘拐未遂事案が発生しました。治安当局および自警団は連続した治安作戦を実施し、合計245頭の盗難牛を回収するとともに拉致された遊牧民を救出しています。
警察によれば、一連の大規模家畜盗難(cattle rustling)事案はカドゥナ州イガビ地方のルブ村(Rubu)郊外、フラニ系民族の集落で発生しました。武装した盗賊団が早朝に村落を襲撃し牛飼い3名と警備員数名を拘束したうえで多数の牛を奪って逃走しました。事件発生直後に警察及び部族民からなる自警団らが犯人の追跡を行い、盗賊団は牛と拘束していたフラニ族住民を放棄して逃走しました。
同事案に続いて、カドゥナ州クダン地方のフンクイ村(Hunkuyi)でも別の盗難事案が発生しました。追跡・操作の結果45頭が回収されましたが事件に伴って武装集団が警察部隊に発砲し、警察との間で銃撃戦が発生しました。
州警察は、盗賊団の背後組織の特定と逃走犯の追跡を継続するとともに、住民に対し不審な動きや犯罪情報の通報を呼びかけています。カドゥナ州では特にイスラム教が多い遊牧民族であるフラニ族と農耕を主とするティブ族、バグイ族、ハウサ族等の間で断続的に抗争が続いておりしばしば村落襲撃などの事案が発生しています。



