シーア派宗教行事アルバイーン(チェーラム)の開催

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明日30日は世界各地でイスラム教シーア派の宗教行事アルバイーン(地域によってチェーラムと呼ばれることもあります)が行われます。イスラム教シーア派信者の人々が集団礼拝を行う、市内を行進する、といった宗教行事です。

この宗教行事は預言者ムハンマドの孫フサインが殺害された日から40日目(アルバイーンはアラビア語で40の意味)となる日に行われます。日本では故人が没後49日目にあの世に旅立つ際に行われる四十九日(七七忌)を執り行いますが、イスラム教では人が亡くなった際、広く没後40日に追悼行事を行っています。フサインはイスラム教シーア派にとって重要な人物であり、毎年大勢のシーア派信者が追悼行事に参加します。

 

日本政府外務省も全世界向けに注意喚起を発表しており、特にパキスタンの在カラチ総領事館からは、信者の行進ルートも公表されています。

 

順路:ニシュタル公園→MAジンナー通り→サダル地区(エンプレスマーケット前)→イラニアン・フセイニアン礼拝所

また、過去にはこの宗教行事を巡り、シーア派とスンニ派の間で死傷者を伴う衝突が発生しております。

 

 

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