進出先の国で治安情勢が「変化」した時は安全対策を強化しましょう、ということをお伝えしました。安全対策の強化の具体的な手法について、予防措置と被害軽減措置の二種類について、具体的な事例を挙げながらご説明します。
カテゴリー: マニュアル作り
どんな業務でも人によって対応が違う、というのは好ましい状況ではありません。安全管理業務は毎回必要な対応が異なるため、完全なマニュアル化は難しいですが、それでも会社/団体ごとに基本となる対応指針を明確にし、明文化しておくことは必須です。情報収集や緊急事態訓練といった平時のマニュアルといざ緊急事態が発生した際のマニュアルの作り方、マニュアルの運用についてまとめています
前回のコラムで、安全対策の軸は予防措置と被害軽減措置の二つです、ということをお伝えしました。
簡単ではありますが、予防措置と被害軽減措置の狙いと具体的な事例をお伝えします。
ご自身の渡航する場所、活動している場所で何が危ないかわからない、という方はRisk Matrixを使って皆さんの周りに存在する「リスク」のうち、優先的に対応すべき事項がどれか、ぜひとも活用して導き出してみてください。
世界には皆さんに悪影響が及びうる「脅威」は無数にあり、全てを完全に防ぐことは不可能です。皆さんに対する影響度が深刻な「リスク」から優先的に対策をとるべきでしょう
Risk Matrixは「リスク」の優先順位を論理的に分析するための便利なツールです
世界的なコロナウイルスの蔓延は全人類にとって「脅威」ではありますが、人によって「リスク」は違います
安全対策もすべての「脅威」に備えるのではなく、皆さんにとって優先的に対応すべき「リスク」を浮き彫りにすることが効果的な安全対策の出発点です
「安全第一」という言葉は耳なじみがいいですが、安全対策はあくまで手段であり、目的にはなりえません
皆様はビジョン・ミッションを掲げて事業展開されているでしょうから「安全管理のための安全管理」ではなく、安全管理を通じた成果達成にフォーカスしていただきたいと考えています
海外での安全対策は一度設定すればそれでOK、というわけにはいきません。現地の状況が変われば治安情勢も変わる。安全対策の強化もしくは緩和を常に検討しなければならないのです。安全対策の見直しに関する実務上のコツをご説明します。
一つの安心材料によって安全対策措置を即緩和するわけにはいきません。情勢を冷静に分析し、万が一緩和した後に状況が悪化した際の対応も準備した上で緩和することをおススメしています
安全対策措置を緩和する際に検討すべき5項目を事例とともにご説明します
安全対策を強化するのは「念のため」でも大丈夫です。他方で、緩和するときは相当の根拠と覚悟がないとできません。緩和した直後に事件、事故が発生したら…。
適切な安全対策を保つために安全対策担当者(部門)が直面する難しさをご説明します。
安全対策を検討する際の最も基本的な理論を解説します。この理論を活用いただくだけでも御社・貴団体の安全管理は確実にレベルアップ!
海外で関係者のリスクを下げる方法を予防措置と被害軽減措置に分解、それぞれの具体的事例もご説明しています