ベルギー国内でのテロ計画者逮捕

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2024年3月3日ベルギー警察当局はイスラム教過激主義に基づくテロを計画していたとして国内4か所で4名を逮捕したと発表しました。爆発物等は発見されていませんが、4人はテロ計画について頻繁にやり取りしていたとされています。現在同国内のテロ警戒レベルは上から2番目に据え置かれています

 

今回逮捕されたのはいずれも10代後半の男性であり、首都ブリュッセル、ニノベ、シャルルロワ、リエージュに暮らしている人物だったと報じられています。逮捕に踏み切った当局からは「彼らが明日何かを計画していたというわけではないが、それでも介入するのに十分差し迫った脅威があると判断した」とコメントされています。

警察は既に容疑者の自宅を捜索終えており、メッセージをやり取りしていた携帯電話やパソコンを回収しテロの具体的な計画や4人以外のネットワークについて捜査を進めています。今のところ銃や爆発物等は発見されていないとのこと。

ベルギーは欧州の中心的な国の一つであり、相対的な治安はそれほど悪いとは言えません。ただし、2016年ブリュッセル市内の空港及び地下鉄で同時多発テロが発生して以降、テロへの警戒は高止まりしています。2023年後半、ベルギー国内で銃撃等が相次いだことを受け、昨年10月には一時ベルギー自身が自国のテロ警戒レベルを最も警戒度の高い水準まで引き上げています(その後上から二段階目に引き下げ)。一見強い注意事項が内容にも見受けられる日本政府外務省の危険情報地図以外も含め情報の精査が必要です。

 

【参考情報】ベルギー治安最新情報

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