ボリビア首都鉱山労働者らの抗議活動暴徒化

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2023年11月6日、ボリビア首都ラパス市内で金鉱山労働者らによる抗議活動参加者の一部が暴徒化しました。国立公園等での採掘禁止条例への反対運動が継続している中、政府庁舎の襲撃や投石などに及んでいます。群衆への接近はおススメしません。

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抗議活動に参加する鉱山労働者やその家族ら(DWスペイン語版のウェブサイトよりキャプチャ)

 

11月6日、7日と続いていた抗議活動には少なくとも15000人の鉱山労働者らが集結し、ラパス市内中心部の交通がマヒしていました。労働者らは国立公園や森林保護区地区での採掘を制限されることにより、生計が奪われることに対し抗議を続けており、大統領との直接の対話を要求しています。

 

こうした抗議活動の最中、一部のデモ参加者ら環境保護を担当する政府機関事務所を一時的占拠した他、鉱山省の事務所への襲撃も行われました。デモ隊を解散させるために警察は催涙弾等を用いており、逮捕者も発生しました。鉱山労働者らは要求が満たされない場合、デモをさらに拡大し、首都を中心に道路封鎖を行うことも予告しています。当面の間ラパス市内で衝突等が断続的に発生する可能性は否定できず、滞在中の方は群衆に接近しないよう十分ご注意下さい。

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