パラグアイにおけるデング熱の流行拡大

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2023年12月下旬以降パラグアイ国内でデング熱の感染が拡大しています。特に首都アスンシオンを中心とする中南部で流行が拡大しているとされており、毎週死者が報告されています。デング熱は蚊が媒介するウイルス性疾患であり、蚊に刺されないことが重要な予防策となります

 

同国保健当局の発表によれば現地の気温が上がり蚊が繁殖する10月以降既に15名が死亡しており、年末を挟んで特に感染件数が急増しています。直近では週に8000件の感染報告がなされており、現在集中治療室で治療を受けている患者も複数いるとのこと。デング熱による感染は場合によって出血熱の症状を伴い、命に危険が及ぶことがあります。パラグアイでは過去2020年2月にデング熱の流行が極めて大きく広がり、感染症非常事態宣言が発令された経緯があります。滞在中の方は蚊に刺されないようご注意いただくと共に、今後の感染症拡大状況にも留意するようおススメします。

 

【参考】デング熱について(日本政府厚生労働省検疫所HP)

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