アフガニスタン首都カブールでのバス爆破事案

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2023年11月7日アフガニスタン首都カブール市内で民間人が乗るバスを標的とした爆破テロが発生しました。爆発により少なくとも7名が死亡、約20人がけがをしています。同国やパキスタンで活動を継続するISIS-Kが犯行声明を発表しています

 

バスはシーア派住民が乗っていたものとされており、宗派間抗争を背景とした標的テロ事案であると考えられます。

アフガニスタンでは2021年夏以降タリバン勢力が国家権力を掌握しています。現時点でタリバン勢力が支配するアフガニスタンを承認した国はなく、国家としては機能していませんが、内政面ではタリバンが各省や軍・警察を統治しており、実務的には国家としての運営が行われている状況です。ただし、タリバン勢力に対するテロ行為は同国内で断続的に発生している点には注意が必要です。

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