米国ロサンゼルス周辺での店舗襲撃/略奪事案の増加

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2023年9月26日アメリカロサンゼルス郡は直近多発している店舗襲撃・略奪事案に対応するため特別な対策チームの設置と予算を承認しました。米国では店舗を襲撃し、商品を略奪する集団犯罪の発生が2000年と比して約30%増加しています

 

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宝飾店に押し入り、ショーケースを破壊しながら商品を強奪する集団(NBCのニュースサイトよりキャプチャ)

 

ロサンゼルス郡地方自治体政府は直近特に高止まりしている商店に押し入っての強奪事案(Smash and Grab)を抑止するため約20億円の予算を承認し、ロサンゼルス市警の中に特別な対策チームを設置することを決定しました。今後、商店等を中心により一層制服を着た警官が見回りを行い、犯罪を抑止する方針です。

 

コロナ禍を経ての経済苦境や直近の物価高等で生活に苦しむ庶民らが同種の犯罪に手を染めていることも指摘されており、盗んだ商品を路上等で販売する行為も散見されています。このため、治安当局による抑止だけで対応が進むかは不明です。アメリカの小売店協会によれば、店舗に押し入り、ショーケースを破壊して商品を強奪する犯罪による被害は2000年と比して30%ほど増加しているとのこと。

 

万が一日本人の皆さんが商店を利用中略奪行為を見かけた場合にはまず第一に身の安全を確保し、犯行グループの邪魔をしないことを安全上推奨します。

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