アメリカNY市内地下鉄治安悪化に伴う州兵配備

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2024年3月6日アメリカ東部ニューヨーク州知事がニューヨーク市内の地下鉄で銃撃を含む凶悪犯罪が続発していることを踏まえ、駅等に州兵を配備すると発表しました。州兵及び警官合計で1000名程度が新たに地下鉄の治安維持のために動員される見通しです。

 

日本からも多くの観光客が訪れ、タイムズスクエアや自由の女神等観光名所が点在するニューヨークでは、今年に入り地下鉄構内で銃撃や暴力、線路への突き落としなどが複数発生していました。本年1月、2月に地下鉄関係施設で発生した暴力事案は昨年2023年と比して、約13%増えており、3月に入ってニューヨーク市の警官が地下鉄駅等での警戒を開始したばかりです。制服警官が「見せる警備」を行ったことで、3月に入って治安事案の件数は落ち着きを見せていますが、今般ニューヨーク市を含むニューヨーク州知事が地下鉄の安全確保を目的として州兵を新たに配備することを決定しています。

【参考】見せる警備、見せない警備

日本人の感覚では公共交通機関でテロや銃撃が起こることは滅多にありません。しかしながら現状アメリカを含む諸外国では銃やナイフを用いた車両内や駅構内での暴力は断続的に発生しているという事実があります。ご自身の周りでなんらか不自然な行為を行う人物がいた場合に異変を察知できるようスマホやイヤホンの使用はおススメしません。また、付近で銃やナイフを使用する人物を確認した場合にはいち早くその場を離れ安全を確保することをおススメします。

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