『違和感』こそ危機回避の秘訣

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モノや人ではなく「違い」に注目する

前回の記事では不審物や不審人物はぱっと見てわかるようにはなっていないこと、まして名札などついていないことをご説明しました。外務省や巷にあふれる安全対策マニュアルによく使われている「不審物」や「不審人物」、つまり危険なモノや人は外見だけではわかりませんと言い切ってしまったのです。

 

ここまで言い切ってしまうと

 

どうやって危ないモノや人を避ければいいのか?

危険だと思ったらすぐその場を離れろと言っているのに、なにを根拠に危険だと判断するのか?

 

と読者皆様からのツッコミが多数集まってきそうです。そのツッコミは的確です。危険を回避するための方策を知りたいのに、不審物や不審人物はわかりません、が結論では元も子もないですよね。

 

 

「毒」と書いてくれていれば避けようがありますが、現実にこんな毒は存在しません

 

ということで、今回は読者皆様に、少しでも危機を回避していただけるようにヒントをお伝えしたいと思います。不審物や不審人物はパッと見てわからないのですが、モノや人ではないところに焦点を当てると危険なにおいに気づくチャンスが生まれるのです。

 

焦点を当てるべきポイントは「いつもと違う出来事が発生していないか」「いつもと何か雰囲気の違いがないか」。つまり普段との違いに注目するのです。よりカジュアルな表現をするとすれば「周囲から浮いている」人やモノを見つけた時こそ要注意ということです。

 

 

【次ページでは・・・普段と何かが違う、『違和感』を感じたらそれは危機のサインかもしれません】