2025年3月18日付でナイジェリアのティヌブ大統領が南部リバーズ州に非常事態宣言を適用しました。長期化する同州の政治危機を受け、治安の回復を目的として宣言が発令されています。リバーズ州では直近石油パイプラインが武装集団に破壊される事案などが発生していました。
3月20日前後から一週間ほどイラン、タジキスタン、キルギス、ウズベキスタン等中央アジア各国で新年の大型祝祭日を迎えます。一般論として大型祝祭日のイベント等で人が多く集まる場所では一般犯罪やテロのリスクが高まるため注意が必要です。14日在タジキスタン米国大使館もテロ警戒の注意喚起を発しました。
2025年3月18日イスラエル主要都市テルアビブ市内で4万人以上が集結する反政府、反ネタニヤフ首相デモが行われました。同首相の汚職疑惑、イスラエル情報機関の長官更迭方針、そしてパレスチナに囚われている人質解放が進まないことへの抗議です。群衆への接近は控えるよう推奨します。
2025年3月19日トルコ主要都市イスタンブール検察が汚職等の疑いにより同市長及び市幹部、野党系の首長等約100名の身柄を拘束する旨決定しました。イスタンブール県知事は同県内で23日まで集会、デモ等の開催を禁止するとともに中心部地下鉄の一部閉鎖を発表しました
2025年3月中旬スペイン南部を中心に低気圧による大雨・洪水被害が拡大しています。少なくとも1名が死亡し、広い範囲で河川の氾濫や道路の封鎖が確認されています。観光客にも人気のマラガやセビリアが被害に遭っており、滞在中の方は最新気象情報に十分ご注意下さい
2025年3月17日インド中部マハラシュトラ州のナグプール市内で住民同士の暴動、衝突が発生し、30名以上が負傷、60名以上が逮捕されました。周辺には夜間外出禁止令が発令されていますが、現時点で暴動は沈静化しています。暴動や群衆には近づかないことが安全確保上の大原則です。
2025年3月15日以降米軍とイエメンを拠点とする武装勢力との軍事衝突応酬が激化しています。米軍はイエメン領内の主要都市部への空爆が行い、武装勢力は紅海の米軍空母に対しミサイルやドローンで反撃を行っています。当面中東地域の緊張が高止まりすると想定され関連情報に十分注意が必要です
2025年3月12日モザンビーク首都マプト市に隣接するマトラ市内で中国人実業家が誘拐されました。現地で経営していた店舗に対し銃で武装した一団が侵入し実業家だけを車両で連れ去りました。本件は標的を定めた身代金目的の誘拐と推定されています。
2025年3月14、15日にかけアメリカ南部のミズーリ州、カンザス州、テキサス州等で竜巻や突風が多数発生しました。5つの州で少なくとも29人の死亡が拡大しています。日本では竜巻による死者発生は極めてまれですが、米国では例年複数の死者や建物損壊を伴う被害が発生しています。現地気象警報には十分注意し、ご自身の身の安全を守るよう強く推奨します。
2025年3月14日英国政府はエチオピア北部ティグライ州のテケゼ川以東のリスクレベルを引き上げました。同州の武装勢力内勢力争いに伴い武力衝突が続発していることが背景です