カナダ治安最新情報(2024年11月)/海外安全.jp


0.カナダにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在カナダ日本国大使館      :+1-(0)613-241-8541

◎在トロント日本国総領事館    :+1-(0)416-363-7038

◎在モントリオール日本国総領事館    :+1-(0)514-866-3429

◎在カルガリー日本国総領事館      :+1-(0)403-294-0782

◎在バンクーバー日本国総領事館     :+1-(0)604-684-5868

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎非常時(警察/消防/救急)    :911(国内共通)

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

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1.総論

カナダに対しては、各国政府とも安全度が高いと評価しています。
一般犯罪の発生率も日本と比べれば高いですが、英語圏各国のトラベルアドバイス上は注意喚起がありません。唯一、日本政府外務省はスリや置き引きに注意し、貴重品から目を離さないように、注意喚起を行っています。

【海外安全.jpのコメント】

各国政府とも、カナダへ渡航する国民への注意喚起は最小限です。単独もしくは数人の実行犯による小規模な攻撃等、テロに分類できる事件も発生していますが、大規模なテロの標的としてあえてカナダを狙う理由は見当たりません。オーストラリア政府のアドバイスにあるように「常識的な行動をとる」ことができれば不必要なトラブルは回避できます。

2.日本政府の危険情報


全土に対し、特段の注意喚起はありません。

ただし、一般犯罪への注意が必要であることが明記されています。米国ほどではないものの、日本ではめったに遭遇しない銃を用いた強盗なども発生していることを説明しており、万一強盗に遭遇した場合には、身体の安全を第一に考え、絶対に抵抗はせず、立ち去らせるように、アドバイスされています。

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー


全土

特段の注意喚起はありません。
全土が「一般的な注意を払ってください:Exercise normal precaution」の対象です。

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

特段の注意喚起はありません。

2023年11月に一時カナダ国内でのテロ発生に対する注意レベルが引き上げられましたが2024年4月に元のレベルに戻されています。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年~2021年10月末までオーストラリア政府は全ての国に対する渡航をやめるよう呼びかけており、すべての外国が「Do not travel : 渡航を止めてください」に指定されていました。2021年11月1日付に引き続き2022年7月7日付でリスクレベルが引き下げられ、全土が「一般的な注意を払ってください:Exercise normal safety precautions」に再設定されました。
canada-aus-level

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

カナダは全土が下から二番目の「一般的な注意を払ってください:Exercise normal safety precautions」となっており、特段の注意喚起はありません。ただし、常識に従って、不審な動きをする人物や不審物があれば警戒するように呼び掛けています。

6.最近の治安ニュース

カナダ小児の狂犬病による死亡事案(2024年10月2日)

カナダ トロント市内での銃撃事案増加(2024年8月)

カナダ東部トロント市内での刃傷事案(2024年6月18日)

カナダ西部バンクーバー市内日本人刺殺事案(2024年6月5日)

カナダ トロント市内ユダヤ教学校への銃撃事案(2024年5月25日)

カナダ東部トロントでの刺傷事案続発(2023年12月25日)

カナダアメリカ国境での車両暴走・炎上事案(2023年11月22日)

カナダ南東部トロント市内中心部の銃撃事案(2023年9月16日)

カナダ東部トロント中心部での銃撃事案(2023年7月10日)

カナダ東部トロント近郊での銃乱射事案(2023年7月1日)

カナダ西部山火事による非常事態宣言(2023年5月)

カナダトロント市内高校前の銃撃事案(2023年2月16日)

カナダ東部保育園への意図的バス突入(2023年2月8日)

カナダ生活用品店での刺傷事案(2023年2月4日)

カナダ ハロウィンでの大麻入りお菓子被害(2022年11月)

カナダトロントでのモスク銃撃事件(2022年4月16日)

カナダイスラム教徒に対する一連のヘイトクライム(2021年6月)

 

7月18日 「トロントでよくあるトラブル5選」

在トロント日本国総領事館がパンフレット形式でまとめたトラブル集です(PDF形式)

 

 

10月31日 ニューブランズウィック州エドモントンで学校への脅迫があったため、地域の全学校が休学になる事案が発生しました。その後の捜査で爆発物等は見つかっておらず、迷惑行為による捜査が行われました。

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