2026年6月30日セネガルの首都ダカールで大規模な抗議行動が発生しました。憲法改正案の審議に反発した群衆が議会周辺に集まり、一部で治安部隊との衝突が起きました。今後も抗議行動が発生する可能性があるため、現地滞在中の方は群衆の集結地点には不用意に接近しないといった安全対策を怠らないようおススメします。
抗議は議会で憲法改正案が審議されていた時間帯に集中し、数百人規模の参加者が議会前の道路を占拠しました。参加者の多くは、改正案が議会の権限を拡大し大統領の権限を縮小する内容であることに強く反発し、政治的対立の激化を懸念して声を上げたとされています。一連の政治的対立の発端となっているのは2024年の選挙で協力して政権を獲得したファイ大統領とソンコ議会議長(当初首相に就任したものの、2026年5月に大統領により解任)が、その後の政策運営や債務問題をめぐって対立を深めてきたという背景があります。
群衆の一部が議会敷地に接近したため、警察は催涙ガス等を使用して強制的な排除をこころみ周辺道路では交通が一時的に大きく混乱しました。当局は追加の治安部隊を投入し、議会周辺の封鎖を強化しました。負傷者数については正式な発表がありませんが、複数のメディアが軽傷者が出たと伝えています。議会内部でも緊張が高まり、野党議員が抗議のために退場するなど、政治的対立が表面化しました。憲法改正案は議会多数派が支持しており、政府は国民投票に付す意向を示していますが、反対派は「政治的報復だ」と強く批判しています。治安当局は今後も議会周辺で警備を継続するとしており、政治的緊張が続く可能性が指摘されています。
議会周辺は今後も封鎖や検問が続く見通しで、市民生活や交通への影響が断続的に生じる可能性があります。また、今回の抗議は短時間で収束したものの、政治的対立が深まる中で再び大規模な集会が発生する可能性があります。現地滞在中の方は政府の発表や信頼できる報道を随時確認し、デモ情報や交通規制に注意してください。


