2026年6月8日までに、スリランカ国内でデング熱の感染者が急速に増加しており、本年1月以降の累計感染者数は約37,000人に達したと報じられています。国内では雨季の影響により蚊の繁殖が進みやすい状況が続いており、今後も感染者が増加する可能性が指摘されています。
スリランカ国内の本年のデング熱感染者数は6月上旬の時点で昨年の同時期よりも1万人以上多くなっています。現地保健当局によれば感染者の約半数は西部州で確認されており、特にコロンボ、ガンパハ、カルタラの各地域で高い発生率が続いています。感染者の急増を受け保健省は6月8日から10日にかけて、14県・72の保健医療区域(MOH)で特別な蚊の発生源対策プログラムを実施すると発表しました。住宅地や学校、市場周辺などでの重点的な巡回、発生源の除去、違反者への法的措置が予定されており、政府は市民に対して協力を呼びかけています。
デング熱は蚊に刺されることで感染するウイルス性疾患で、急激な発熱、発疹、頭痛、関節痛、倦怠感、嘔気・嘔吐などの症状がみられます。重症化した場合には出血傾向やショック症状を伴い、適切な治療が遅れると命に関わることがあります。スリランカ保健省は、症状がある場合は早期に医療機関を受診するよう注意を促しています。
特効薬があるわけではないため、現地滞在者や渡航者の方は、外出時に長袖・長ズボンを着用し、サンダル履きを避けるなど、肌の露出を減らし、蚊に刺されないための対策を徹底するようおススメします。



