どんな危機的状況下でも人間は心理学的に「大丈夫」と思い込んでしまうクセがあります。緊急事態のただなかでも日常のルールを守ろうとする傾向もありますが、それでは逃げ遅れたり被害が拡大しかねません
有事の際は日常のルールを捨て、命を守ることに専念する。これが鉄則です。
カテゴリー: 実務担当者向け教科書
「海外事業拠点の安全対策をしっかり頼む」「出張者にも危機意識を伝えてほしい」「緊急時の退避支援は万全か?」などなど安全管理の実務担当者には多種多様の依頼があります。
他方で、安全管理について相談できる方は会社・団体の内外にそんなにいません。何をどうやればいいのか…とお悩みの方にまずお読みいただきたい実務解説記事です
テロや重大犯罪がいつどこで起こるか正確に把握することは困難です。ただし、「起こりやすい」場所や時間はある程度想像できるのです。不用意に「万が一」の事態に遭わないためにリスクが高い時間を把握するツール「リスクカレンダー」をご紹介します。
イギリスのシンクタンクが例年発表しているグローバルテロリズムインデックスの2019年版が公表されました。内容をざっとご説明し、当サイトの現時点での解釈、および来年以降日本人が特に治安に注意すべきと考える国をご紹介しています。
安全対策の基礎の一つは公開されている治安関連情報の丁寧な蓄積です。ただ、あふれる情報をどのように見るか、ヒントがないと安全対策に役立てることが難しいでしょう。具体的な情報の読み方、ポイントをご説明します。
2019年10月末アメリカ国務省が2018年のテロ発生状況をまとめた報告書を発表しました。全部で332ページもある英文報告書ですので、日本語でポイントをまとめました。また、身を守るために統計データから読み取れるテロ傾向をご説明します
安全対策措置は各種施策を導入すること以上に導入後の運用・活用が大切です。警備員や強固な防護壁等契約や購入すれば一安心、ではありません。実例をお示ししながら、自社内での安全対策措置運用の大切さをご説明します
高価で丈夫な安全対策設備も、より破壊力のある武器で襲撃されれば突破されてしまいます。他方、コスト負担が比較的小さい、緊急対応訓練で得た教訓や対応への自信は簡単に失われません
予算や時間に限りがある企業・団体こそ海外での緊急事態を想定した訓練をおススメします
緊急事態に備えてマニュアルを整備しても、その通りに対応を進められることは稀です。緊急事態への対応能力を高めるには、単にマニュアルを読むのではなく失敗を恐れず体を動かして訓練を積むことが大切です。訓練を通じて得た教訓ほど本番で役立つものはありません
人事異動の季節ですが・・・ 10月も早くも10日が経過しました。日本拠点の企業では4月と並び10月に人事異動が多いのではないでしょうか?日経新聞の人事欄も9月下旬から10月1日まで大勢の異動情報が掲載されていました。 こ […]
緊急事態によって直接の被害を受けなくても電気や水が止まる、通信が止まる、飲食料品が買えなくなる等、予想しなかった悪条件により事態が次々と深刻化することがあります
「魔のスパイラル」にはまると通り一遍の緊急事態対応マニュアルが通用しないことをご説明しています