ドイツ東部ライプツィヒ等での極左による抗議活動

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2023年6月2日ドイツ首都ベルリンを含む各都市で、左翼活動家の女性がネオナチへの攻撃に参加した罪で実刑判決を受けたことにより、極左による抗議活動が行われました。東部ライプツィヒでは抗議者と警察との間で衝突が発生し、警察官50名が負傷、30人の抗議者が逮捕されました。

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治安当局に囲まれ、連行される抗議者ら(DWのウェブサイトよりキャプチャ)

特に東部ライプツィヒでは混乱が拡大し、暴力行為にまでつながりました。2日の夜ライプツィヒでは、抗議者が道路を封鎖、放火や投石を行い、警察との間で衝突が発生しました。この事態を受け、当局は3日に計画されていた抗議活動を禁止しましたが、約1500人がデモに参加し、再度暴力行為が行われました。

当局は2夜連続の暴動を受け、再度左翼抗議活動を禁止すると発表しています。
今後も関連した抗議行動が発生する可能性も否定できませんので、現地滞在中の方は群衆への接近を控えるようおススメします。

 

参加者の規模からすれば本デモはあくまで都市の中の「点」でしかありません。群衆の集結地点を避けることで安全は確保される事案です。

【参考コラム】警戒すべきデモの条件

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