パプアニューギニア東部ラバウル周辺の部族間対立激化

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2023年11月11日以降、パプアニューギニア東部ニューブリテン島のラバウル周辺で部族間対立が激化しています。家屋への放火や店舗への襲撃等が相次いでおり、現地当局は警察官を増員し、情勢の鎮静化を図っていますが現時点で収束のめどはたっていません。

 

11月11日ラバウルのバラナタマン地方政府議長が襲撃されたことを発端にラバウル周辺で部族間対立が激化しました。特に若者らが対立部族関係者の家屋への放火、商店襲撃・略奪を強行しており一部村落は完全に機能停止していると報じられています。現時点で警察官らによる鎮圧作成などが続いていますが、完全な事態収束には至っておらず、火種が残っている状況です。

パプアニューギニアでは2023年9月13日未明、ラバウルのトクア空港が暴徒化した集団によって襲撃され、ターミナル設備や受付カウンターが破壊されるといった事態も発生しています。滞在中の方は現地最新情報に十分注意し、安全確保を念頭に慎重な行動を行うよう推奨します。

 

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