パキスタン南部グワダルでの自爆テロ

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2021年8月20日パキスタン南部バロチスタン州のグワダルで、自動車に対する自爆テロが発生しました。標的となった自動車の近くにいたパキスタン人の子ども2名が死亡、乗っていた中国人を含む3人が負傷しました。

 

周辺地域でしばしばテロへの関与を表明しているバロチスタン解放軍(Balochistan Liberation Army)が犯行声明を発表しています。事件発生時、現地警察当局が中国人の乗った車両を護衛していましたが、沿道から近づいた男が自爆したため、被害を防ぐことができなかった模様です。中国政府は事件を強く非難し、パキスタン政府に適切な安全対策を講じるように要求しています。

 

なお、パキスタンでは7月14日に北部ハイバル・パフトゥンハー州で中国人技師らが乗ったバスが爆発攻撃の標的となっている他、7月28日にはシンド州カラチで中国人技師らの車に銃撃を加える事案も発生しており、特に中国人を入念に調査し、標的として殺害しようとする事案が立て続けに発生しています。

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