アフガニスタン東部ロガール州爆発事案

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2021年4月30日アフガニスタン東部ロガール州のゲストハウスで大規模な自動車爆発事故が発生し、少なくとも30人以上が死亡し、90人以上が負傷しました。爆発現場付近の病院や住宅も損壊しており、被害が大きくなりました。

爆発事故現場(TOLONEWSのウェブサイトよりキャプチャー)

現時点では犯行声明は発表されていません。

 

今年1月にバイデン氏がアメリカ大統領に就任し、米国が9月11日までにアフガニスタンから米軍部隊を撤退させると発表した後アフガニスタンの治安は悪化傾向が見られます本事案は予定よりも早く米軍関係者の撤退を始めた旨発表した直後に発生しています。

 

ドナルド・トランプ前米政権は昨年反政府武装勢力タリバンと5月1日までの軍の完全撤退を含む和平合意を結んでいたため、当初の撤退期限が9月に延期されたことにタリバン側は反発を強めていました。反政府武装勢力タリバンの幹部は「和平合意に違反した撤退だ」と非難しており、治安のさらなる悪化が懸念されています。

 

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