予測できるリスクを避ける(リスクカレンダーのご紹介)

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渡航先のイベントを把握することが安全対策の第一歩

では、いつも専門のコンサルタントに1)空間や2)時間の情報を確認しなければならないか、というとそうでもないのです。実際に海外に渡航される皆さん自身でも準備できる出発前の安全対策があります。

 

なぜなら、2)時間の情報については日本にいてもあらかた調べることができるからです。

 

渡航先滞在中に現地の大型連休がないか?

渡航先滞在中に現地で政治イベント(選挙、首相等の就任式など)がないか?

渡航先滞在中に世界的な宗教行事がないか?

 

少なくとも、出発前にこの三つは調べた上で、海外への出張計画、旅行計画を立てていただくことをお勧めします。リスクが高まるタイミングで現地にいなければ、もしくはイベントの会場に近づかなければ巻き添え被害に遭う確率はぐっと下がるのです。

 

なお、こうした情報は安全対策の観点だけでなく、皆さんの旅程をスムーズに進めるためにも必要な情報だと思います。日本でいえば、お正月に海外の方が出張されても業務上ご案内できるところがほとんどないので、「スケジュールを再検討しましょう」という提案をされるはずですよね。現地で観光もショッピングもできないのに、治安上のリスクだけ抱える旅程を組むのはあまりおススメできません。

 

出発前の時点で渡航先のイベント等が把握できているだけでも、皆さんご自身の安全管理体制は整っていると言えるでしょう。

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