カテゴリー: 緊急事態対応

どれだけ安全対策に取り組んでいても、関係者が思いがけないテロや犯罪に巻き込まれることを100%防ぐことはできません。安全対策は主として平時の対策(リスク管理)と緊急時の対策(危機管理)に分類されます。パニックに陥りがちな緊急時に備えておくことは関係者の命を守るために欠かせない要素です

緊急時用資機材は「買って終わり」ではない!

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非常事態発生後の状況を想定し緊急時用資機材を配備することは難しいもの。会計検査院の指摘では指定された災害拠点病院に税金で配備された非常用電源設備の一部が浸水し使用できない可能性があるとのこと
安全管理用の資機材も同様に「買って終わり」ではなく、緊急時を想定して配置や運用を考えておく必要があります。

非効率でも独立したバックアップを

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携帯電話の普及に伴って、公衆電話は街角から随分と減り、使い方を知らない若い人も増えました。ただ、携帯電話が使えない非常事態発生時は携帯と連動しない、という「非効率さ」がバックアップとしての価値を高めます。安全対策にも通じる、独立したバックアップの意味を考えます。

危険回避後の「出口戦略」はあるか?

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命を守るため一時的に駐在先の国・地域を離れる緊急避難を行う場合があります。しかしながら避難しっぱなしというわけにはいきません。いつ関係者を現地に帰任させるか、適切な「出口戦略」の検討の重要性とその検討手法をご説明します

緊急事態進行中こそ記録を!

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新型コロナウイルス対応でてんやわんやの日本ですが、いつ、何が起こったか正確に記憶できていますか?将来類似の事態にうまく対処するためにも詳細かつ正確な記録は必須です
緊急事態対応で手一杯になると記録が残せない!という課題解決のためのおススメ手法をご紹介します

避難できないというリスク

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新型コロナウイルスの感染が拡大し、移動が制限された武漢市に足止めされた日本人を政府がチャーター機で救出しました。普段は目立ちませんが緊急事態が発生した際「移動できなくなる」リスクが急に顕在化します
目に見えにくい「移動できない」リスクについて詳しく解説します

最善を望みつつ、最悪に備えよ

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治安情勢の「変化」を感じた時には、慎重に周辺の情報を集め、本当に自分たちに危険が迫っているのか、検討する必要があります。このコラムでは、具体的にどのような情報を集めるのか、どういった考え方で検証を勧めればいいのかをご紹介しています

有事の際は日常のルールを捨てる!

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どんな危機的状況下でも人間は心理学的に「大丈夫」と思い込んでしまうクセがあります。緊急事態のただなかでも日常のルールを守ろうとする傾向もありますが、それでは逃げ遅れたり被害が拡大しかねません
有事の際は日常のルールを捨て、命を守ることに専念する。これが鉄則です。

緊急時対応訓練を 「実践的」にする方法(後編)

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高価で丈夫な安全対策設備も、より破壊力のある武器で襲撃されれば突破されてしまいます。他方、コスト負担が比較的小さい、緊急対応訓練で得た教訓や対応への自信は簡単に失われません
予算や時間に限りがある企業・団体こそ海外での緊急事態を想定した訓練をおススメします

緊急時対応訓練を 「実践的」にする方法(前編)

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緊急事態に備えてマニュアルを整備しても、その通りに対応を進められることは稀です。緊急事態への対応能力を高めるには、単にマニュアルを読むのではなく失敗を恐れず体を動かして訓練を積むことが大切です。訓練を通じて得た教訓ほど本番で役立つものはありません

緊急事態の際に発生する「魔のスパイラル」

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緊急事態によって直接の被害を受けなくても電気や水が止まる、通信が止まる、飲食料品が買えなくなる等、予想しなかった悪条件により事態が次々と深刻化することがあります
「魔のスパイラル」にはまると通り一遍の緊急事態対応マニュアルが通用しないことをご説明しています